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肝斑治療の第一選択は何か?それで改善しない場合はどうするか?大阪の美容皮膚科医が解説

肝斑治療の第一選択は何か?それで改善しない場合はどうするか?大阪の美容皮膚科医が解説

こんにちは、A&Oクリニック大阪中津、美容皮膚科医の加藤晃司です。

今回は、肝斑治療の第一選択は何か?それで改善しない場合はどうするか?について解説します。

肝斑(かんぱん)は、顔の皮膚に生じる色素沈着の一種で、特に頬骨や額、上唇などに左右対称に現れることが多いです。肝斑はホルモンの変動や紫外線、摩擦などが原因とされています。肝斑治療の第一選択としては、内服薬、外用薬、そして紫外線対策が基本となりますが、改善が見られない場合には、他の治療法が検討されます。以下に、肝斑治療の詳細とステップを説明します。

1. 肝斑治療の第一選択

肝斑治療の第一選択は、内服薬と外用薬の組み合わせ、そして紫外線対策が中心です。

(1) 内服薬

肝斑治療において、内服薬の使用は非常に一般的で、主に以下の成分が使用されます:

トラネキサム酸: 抗プラスミン作用により、メラニン生成を抑制します。トラネキサム酸は肝斑の発症や悪化に関わる血管拡張や炎症を抑える効果があり、色素沈着を緩和します。

ビタミンC: 強力な抗酸化作用を持ち、メラニンの生成を抑えるほか、メラニンの排出を促進します。色素沈着を軽減し、肌のトーンを整えます。

L-システイン: ビタミンCとともに、メラニン生成を抑制し、色素沈着を改善する効果があります。

グルタチオン: 抗酸化作用があり、メラニン生成を抑え、色素沈着を軽減します。

(2) 外用薬

外用薬も肝斑の治療でよく使用されます:

ハイドロキノン: メラニンの生成を抑える美白成分です。ハイドロキノンはメラニン生成を抑える強力な効果があり、色素沈着を改善します。ただし、刺激が強いため、使用量や濃度の管理が重要です。

トレチノイン: レチノイド系の薬で、ターンオーバーを促進し、色素沈着を改善します。ハイドロキノンと併用することで、効果を高めることが多いです。

ナイアシンアミド: 皮膚のバリア機能を強化し、メラニンの拡散を抑える働きがあります。

(3) 紫外線対策

肝斑の予防と治療のためには、紫外線対策が不可欠です。紫外線はメラニン生成を促進するため、肝斑を悪化させます。

日焼け止め: 日常的にSPF50以上の広範囲にカバーできる日焼け止めを使用することが推奨されます。

日傘や帽子: 紫外線対策には、物理的な防御も重要です。日傘や帽子を使用することで、顔に直接紫外線が当たるのを防ぐことができます。

2. 第一選択で改善しない場合

第一選択で効果が見られない場合や、色素沈着が非常に深い場合には、次の治療法が検討されます。

(1) ピコレーザー

ピコレーザー(Picoレーザー)は、肝斑治療に非常に有効な方法として知られています。このレーザーは、超短パルスのレーザー照射により、メラニンを分解しつつ、皮膚へのダメージを最小限に抑えます。ピコ秒(1兆分の1秒)という短いパルス幅で照射するため、メラニンに効率よくアプローチでき、炎症後色素沈着を引き起こしにくいです。

肝斑のメラニン分解: ピコレーザーは、肝斑の原因となるメラニンを微細に破壊し、自然排出を促進します。

炎症の軽減: 従来のレーザー治療と異なり、炎症を引き起こしにくいため、肝斑の悪化を防ぎながら治療が可能です。

(2) 低出力のレーザートーニング

レーザートーニングは、特に肝斑に対して効果的とされる治療法です。ピコレーザーに比べてマイルドなアプローチで、メラニンを徐々に減少させます。具体的には、QスイッチNd

レーザーが使われることが多いです。

メラニンの抑制: レーザートーニングは、表皮に存在するメラニンをターゲットにして、少しずつ色素沈着を改善します。

炎症を起こさずに治療: 低出力で行われるため、皮膚に炎症を引き起こさず、徐々に肝斑を改善します。

(3) ケミカルピーリング

肝斑に対しては、ケミカルピーリングも有効な治療法です。特に、マイルドなグリコール酸やサリチル酸のピーリングが使用され、表皮の古い角質を除去することで、ターンオーバーを促進し、色素沈着を改善します。

表皮のターンオーバー促進: ピーリングによって古い角質層を除去し、皮膚のターンオーバーを正常化することで、メラニンの排出を促します。

他の治療との併用: ケミカルピーリングは、ハイドロキノンやトレチノインなどの外用薬と併用することで、治療効果を高めることができます。

(4) 内服・外用薬の併用強化

もし第一選択の内服・外用薬で十分な効果が見られない場合、これらを強化した治療法も検討されます。

トリプルコンビネーション療法: ハイドロキノン、トレチノイン、ステロイドを組み合わせた療法で、色素沈着の抑制とターンオーバー促進を同時に行います。

(5) PRP療法やメソセラピー

PRP(多血小板血漿)療法やメソセラピーも、肝斑治療の一部として使用されることがあります。特に、肌の再生を促すための治療として、他の方法と併用することで効果を発揮することがあります。

PRP療法: 自己血液から採取した血小板を使用し、肌の再生を促す治療です。色素沈着改善や肌の質感改善に役立ちます。

まとめ

肝斑治療の第一選択は、内服薬(トラネキサム酸、ビタミンCなど)、外用薬(ハイドロキノン、トレチノイン)、そして紫外線対策です。しかし、これらで改善が見られない場合には、ピコレーザー、レーザートーニング、ケミカルピーリングなどのさらなる治療法が検討されます。

肝斑は難治性の色素沈着ですが、適切な治療法を組み合わせて行うことで、徐々に改善していくことが期待できます。

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Hello, this is Dr. Koji Kato from A&O Clinic in Osaka Nakatsu.

Today, I will explain the first-line treatment for melasma (肝斑) and what can be done if initial treatments are not effective.

1. First-Line Treatment for Melasma

The primary approach to melasma treatment involves a combination of oral medications, topical agents, and sun protection:

(1) Oral Medications

Tranexamic Acid: This is widely used for melasma treatment due to its ability to inhibit plasmin, which contributes to the production of melanin. It reduces inflammation and hyperpigmentation, making it effective for lightening dark patches.

Vitamin C: As a potent antioxidant, vitamin C helps to suppress melanin production and improve overall skin tone.

L-Cysteine: Combined with Vitamin C, this amino acid works to reduce melanin production.

Glutathione: Another powerful antioxidant that helps reduce oxidative stress and suppress melanin production, leading to brighter skin.

(2) Topical Agents

Hydroquinone: A powerful skin-lightening agent that inhibits melanin production, commonly used to treat hyperpigmentation disorders like melasma. However, long-term use should be carefully monitored due to potential skin irritation.

Tretinoin: A retinoid that promotes skin turnover and helps to reduce pigmentation. It is often combined with hydroquinone for better results.

Niacinamide: It strengthens the skin barrier and prevents the spread of melanin, aiding in reducing hyperpigmentation.

(3) Sun Protection

UV exposure worsens melasma, so strict sun protection is crucial. Regular use of high SPF sunscreen, along with physical barriers like hats or umbrellas, is vital to prevent further pigmentation.

2. What to Do if First-Line Treatments Don’t Work?

If oral and topical treatments do not show sufficient improvement, more advanced interventions can be considered:

(1) Pico Laser

Pico Laser treatments have become a popular option for melasma, as they deliver ultra-short bursts of energy that shatter melanin pigment without causing significant skin damage. This method is effective in targeting pigment and minimizing post-treatment inflammation, which is crucial for treating melasma.

(2) Low-Energy Laser Toning

Laser toning, typically with a Q-switched Nd

laser, is another effective treatment. This method uses low-energy pulses to gradually break down melanin in the skin without causing inflammation, which is essential for treating melasma safely.

(3) Chemical Peels

Mild chemical peels using glycolic acid or salicylic acid can help promote skin turnover and reduce melasma by exfoliating the upper layers of the skin, where the pigment is located.

(4) Combination Therapy

Triple combination therapy, which combines hydroquinone, tretinoin, and a mild corticosteroid, can be used to enhance the effectiveness of topical treatment. This combination addresses both pigment suppression and skin renewal.

(5) PRP Therapy and Mesotherapy

Platelet-rich plasma (PRP) and mesotherapy are emerging therapies that aim to rejuvenate the skin and improve overall skin quality, though their direct efficacy on melasma is still being studied. These treatments can be used as part of a broader treatment strategy.

Summary

The first-line treatment for melasma typically includes a combination of oral medications (such as tranexamic acid and Vitamin C), topical treatments (such as hydroquinone and tretinoin), and rigorous sun protection. If these standard treatments are insufficient, advanced options like Pico laser therapy, laser toning, and chemical peels may be considered. Combining different treatment modalities tailored to the patient’s specific needs often yields the best results.

Melasma is a challenging condition to treat, but with the right combination of therapies and ongoing care, significant improvement can be achieved.

Feel free to reach out if you have more questions or need a personalized consultation.


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