メディカルダイエット、スーグラ+アカルボースの組み合わせは相乗効果はあるか?大阪の美容皮膚科医が解説
こんにちは、A&Oクリニック大阪中津です。
スーグラ(SGLT2阻害薬)+アカルボース(α-グルコシダーゼ阻害薬)の組み合わせは、理論的に相乗効果が期待できる組み合わせです。双方の薬は異なるメカニズムで血糖コントロールと脂肪減少に働きかけるため、メディカルダイエットとしても効果的と考えられています。
以下に、その理由をメカニズムと臨床効果の観点から詳しく解説します。
■ 1. それぞれの薬の作用メカニズム
● スーグラ(イプラグリフロジン)【SGLT2阻害薬】
腎臓での糖の再吸収を抑制し、尿中にブドウ糖を排出する
1日あたり200〜400kcalのエネルギーを“排出”するため、内臓脂肪の減少・体重減少につながる
食事による血糖スパイクを食後ではなく持続的に抑えるタイプの薬
● アカルボース(グルコバイ等)【α-グルコシダーゼ阻害薬】
小腸での炭水化物(デンプンや二糖類)の分解・吸収を抑制
食後の急激な血糖上昇(血糖スパイク)を抑え、インスリンの過剰分泌を防ぐ
インスリン分泌が抑えられることで、脂肪蓄積の抑制にも寄与
■ 2. 相乗効果のポイント
① 食後血糖上昇の「二重ブロック」
アカルボース:炭水化物を消化吸収させない
スーグラ:吸収された糖を尿中に排泄する
→ この“入口と出口のダブル抑制”により、体内に取り込まれる糖の総量を効率的に削減できます。
② インスリン抵抗性の改善
両薬剤ともインスリン分泌を必要以上に刺激せず、むしろ減らす方向に作用
長期的には内臓脂肪の減少・脂質代謝改善・インスリン感受性の改善にもつながる
③ 空腹感を抑える効果
アカルボースは胃内容物の排出を遅らせ、満腹感を持続
スーグラは安定した血糖コントロールによって低血糖による空腹感の波を抑える → 「空腹でドカ食い」しにくくなるサポート効果も
■ 3. 臨床現場での位置づけ
この組み合わせは糖尿病領域でも体重減少を目的とした食事療法+薬物療法の補助としてよく使用されている
肥満症においても、「食事量はそこまで多くないのに痩せにくい」「内臓脂肪型の肥満が目立つ」タイプに適応されやすい
特にメトホルミンが使えない方や、GLP-1に抵抗感がある方の選択肢として現実的
■ 注意点
アカルボースはおなら・腹部膨満感・軽度の下痢などの副作用が出ることがあるため、少量からの導入が基本
スーグラは尿路感染・脱水などに注意が必要。水分摂取を意識することが重要
■ 結論:スーグラ+アカルボースは、相乗効果がある有用な組み合わせ
✅ 異なる機序で「糖を入れない+出す」=糖吸収のWブロックにより、血糖コントロールと体重減少を両立
✅ 脂肪蓄積を防ぎながら空腹感を抑えるため、リバウンドリスクも比較的低い
✅ GLP-1製剤と比較すると副作用が穏やか・価格が安価なため、導入しやすいメディカルダイエット薬の組み合わせ
ご希望があれば、「スーグラ+アカルボース」の組み合わせに、メトホルミンやゼチーアなどをどう組み合わせるかといった処方設計もご提案可能です。お気軽にご相談ください。
A&Oクリニック大阪中津でのメディカルダイエットはこちら
https://wako-skin-clinic.com/onayami-medicaldiet.html
当院では無料でスタッフカウンセリングを行なっております。
お気軽にご予約くださいませ
A&Oクリニック大阪中津(美容皮膚科・美容外科)
〒531-0072
大阪府大阪市北区豊崎3丁目13-6
フジテラス大阪梅田5階(河合塾大阪校隣り)
御堂筋線中津駅 4 番出口より徒歩 2 分
阪急梅田駅より徒歩7分
TEL 06-6375-5888
お問い合わせ、ご予約LINEからも可能です。
友達追加は↓
LINE ID @671vfvts
24時間インターネットから予約可能です↓
オンライン診察も可能です↓
https://wako-skin-clinic.com/online.html
A&Oクリニック大阪中津インスタ↓
https://www.instagram.com/aoclinic_?igsh=MWEydGVjajM4bmU3Zw%3D%3D&utm_source=qr
A&Oクリニック大阪中津 理事長インスタ↓
https://www.instagram.com/aoclinic.katokoji?igsh=cHhiNnY0a3F5YzBy