顔のたるみの改善に、ヒアルロン酸(アラガン)は有効か?大阪の美容皮膚科医が解説
こんにちは、A&Oクリニック大阪中津、美容皮膚科医の加藤晃司です。
今回は、顔のたるみの改善に、ヒアルロン酸(アラガン)は有効か?について解説します。
顔のたるみの改善にヒアルロン酸(特にアラガン社製)は非常に有効な治療法のひとつです。特に、年齢とともに進行する「骨・脂肪の萎縮や靭帯の緩み」によって起こる顔全体のたるみに対して、自然に立体感とリフト感を取り戻すことができます。
以下に、なぜアラガン社製ヒアルロン酸がたるみ治療に適しているのか、その理由と効果を詳しく解説します。
■ なぜヒアルロン酸がたるみに効くのか?
加齢によるたるみの主な原因は以下の3つです:
骨・筋肉のボリュームロス
皮下脂肪の減少・下垂
靭帯(支持構造)のゆるみ
ヒアルロン酸注入は、これらに対し以下のようにアプローチします:
ボリュームの減った部分に自然なふくらみを補い、皮膚を下から支える
靭帯のゆるみに対して、支柱のような“土台”を作ることで、全体をリフトアップ
顔全体のバランスを整え、若々しい印象を取り戻す
■ アラガン社製ヒアルロン酸の特徴と信頼性
アラガン社(現アッヴィ)は、ヒアルロン酸製剤「ジュビダーム」シリーズを展開しており、世界的に高い信頼と実績を持つメーカーです。
【ジュビダーム・ボリューマ】:リフト力が高く、土台の支えに適した製剤
【ボリフト】:なめらかで自然な仕上がり。中顔面やほうれい線に適している
【ボライト】:肌の内側からのうるおい・ハリ改善に最適(肌質改善効果)
👉 これらを顔の状態に合わせて組み合わせることで、立体的でナチュラルなリフトアップが可能になります。
■ 改善が期待できる部位
✔️ ほうれい線(鼻の横のたるみ)
✔️ マリオネットライン(口角下のたるみ)
✔️ 頬のコケ・中顔面のボリュームロス
✔️ ゴルゴライン(目の下から頬にかけての影)
✔️ 顎下・フェイスラインのもたつき
✔️ 額・こめかみのへこみや影
■ メリット
✅ 手術不要でダウンタイムが少ない
✅ 注入直後から効果を実感できる
✅ デザイン次第で自然な仕上がりが可能
✅ 効果は半年〜1年半程度持続(製剤により異なる)
■ 注意点・デメリット
⚠ 技術によって仕上がりに差が出やすい(医師の解剖学的知識が重要)
⚠ 適切な量・部位を誤ると、不自然な膨らみや違和感が出ることも
⚠ ごく稀に血流障害などのリスクがあるため、経験豊富な医師に依頼するのが必須
■ まとめ
✅ ヒアルロン酸(アラガン社製)は、たるみの根本原因にアプローチできる非手術的な若返り治療です。
✅ 「膨らませて隠す」のではなく、顔の構造に沿って支えを補い、自然にリフトアップする設計が可能です。
✅ ダウンタイムが少なく、日常生活に影響を与えずに、若々しい印象を取り戻すことができます。
たるみが気になるけれど、糸リフトや手術には抵抗がある方には、ヒアルロン酸注入が最適な選択肢のひとつです。ご希望に応じて、部位ごとの施術プランや製剤の選定もご提案可能です。
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