たるみケア、糸リフトと、ショッピングリフトの違いについて、大坂の美容皮膚科医が解説
こんにちは、A&Oクリニック大阪中津、美容皮膚科医の加藤晃司です。
今回は、たるみケア、糸リフトと、ショッピングリフトの違いについて解説します。
糸リフトとショッピングリフトは、どちらも糸を使用して顔のたるみを引き上げるアンチエイジングケアですが、使用する糸の種類や効果の持続期間、施術目的が異なります。それぞれの特徴と違いについて、以下に詳しく解説します。
1. 糸リフトの特徴
a. 施術方法と使用する糸
糸リフトでは、特殊な構造を持つ**溶ける糸（吸収糸）**が皮膚の奥深くに挿入され、たるみをしっかりと引き上げます。
糸には、トゲ（コグ）や突起がついており、これらが組織に引っかかることでしっかりとしたリフトアップ効果が得られます。
一般的には、PDO（ポリジオキサノン）やPLLA（ポリ乳酸）などの糸が使われます。これらは徐々に体内で吸収される素材で、3〜6か月で分解されますが、効果は1〜2年程度続くことが多いです。
b. 効果と持続期間
しっかりとしたリフトアップ効果が期待でき、たるみの程度が強い方に適しています。
コラーゲン生成が促進され、肌のハリや弾力が増し、たるみ改善とともにアンチエイジング効果が長期間持続します。
効果の持続期間は1〜2年ほどで、長期にわたるリフトアップが可能です。
c. 適応部位
顔全体やフェイスライン、特に頬のたるみや口元、顎ラインのたるみが気になる部位に適しています。
また、目の下や首など、特定の部位に対してピンポイントで引き上げたい場合にも使用されます。
d. ダウンタイム
糸リフトは皮膚の奥に糸を挿入するため、ショッピングリフトに比べると腫れや赤みが出やすく、ダウンタイムが長いことが多いです。通常、数日から1週間程度のダウンタイムが必要です。
2. ショッピングリフトの特徴
a. 施術方法と使用する糸
ショッピングリフトは、極細の短い糸を数十～数百本ほど皮膚の浅い層に挿入することで、肌の引き締めや軽いリフトアップ効果を目指す施術です。
PDO（ポリジオキサノン）製の溶ける糸が使われ、細かく挿入された糸が肌の内側からコラーゲン生成を促進し、肌のハリを引き出します。
この施術は「ショッピング感覚で受けられる」ことから名付けられ、手軽でダウンタイムが短いのが特徴です。
b. 効果と持続期間
リフトアップ効果は比較的マイルドで、軽度のたるみや肌のハリを改善したい方に向いています。
肌の内側でコラーゲン生成が促進され、肌質改善やハリ感の向上が期待できますが、持続期間は約6か月程度と糸リフトよりも短めです。
c. 適応部位
顔全体に施術することが可能で、特に軽いフェイスラインのたるみや肌のハリ不足に適しています。
糸リフトのように強力に引き上げるのではなく、肌の内側からの引き締めを目的としているため、たるみが軽度の場合やエイジングケアの予防としての施術にも向いています。
d. ダウンタイム
ショッピングリフトは皮膚の浅い層に糸を挿入するため、ダウンタイムは非常に短く、数日以内に治るケースが多いです。腫れや内出血も少なく、施術直後から日常生活に復帰しやすいのがメリットです。
4. 糸リフトとショッピングリフトの選び方
a. リフトアップ効果を重視する場合
しっかりとたるみを引き上げたい場合や、たるみの進行が中〜強度である場合には、糸リフトが推奨されます。効果が持続しやすく、顔全体のたるみが強い方に向いています。
b. 軽度のたるみやエイジング予防
たるみの程度が軽く、エイジングケアの予防目的や肌のハリ改善を重視したい場合には、ショッピングリフトが適しています。軽い引き締め効果があり、メンテナンス感覚での施術が可能です。
c. ダウンタイムの短さを重視する場合
仕事や日常生活に支障をきたしたくない場合、ダウンタイムが少ないショッピングリフトが向いています。気軽に受けられるため、初めてリフト施術を試す方にも適しています。
5. まとめ
糸リフトは、しっかりとしたリフトアップ効果と長い持続期間を持つため、中〜強度のたるみや顔の輪郭形成を求める方に最適です。ただし、ダウンタイムはショッピングリフトよりも長めです。
ショッピングリフトは、軽度のたるみ改善やハリ感アップ、エイジング予防に向いています。短いダウンタイムで施術が受けられ、手軽に肌の引き締めを行いたい方や、定期的なメンテナンス施術としてもおすすめです。
それぞれの施術は、たるみの程度や効果の持続期間、ダウンタイムに応じて使い分けることで、理想的な結果を得られる可能性が高まります。
当院では無料でスタッフカウンセリングを行なっております。
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Hello, I’m Dr. Koji Kato from A&O Clinic Osaka Nakatsu, specializing in cosmetic dermatology.
Today, I’ll explain the differences between thread lifting and shopping lifting, two anti-aging treatments that utilize threads to address facial sagging.
Thread Lift Features
Procedure and Thread Type: Thread lifts involve inserting specially designed threads deep under the skin to provide a significant lifting effect. These threads often have barbs or cones to grip the tissue and create a more noticeable lift.
Material: Commonly used materials include PDO (Polydioxanone) and PLLA (Polylactic Acid), which are biodegradable and typically dissolve within 3-6 months, though the lifting effects can last 1-2 years.
Effectiveness and Duration: Suitable for more pronounced sagging, thread lifts not only lift but also stimulate collagen production, offering long-term anti-aging benefits.
Target Areas: Ideal for the entire face, especially for lifting the cheeks, jawline, and areas around the mouth.
Downtime: Due to the invasive nature, thread lifts can result in swelling and redness, requiring several days to a week of recovery time.
Shopping Lift Features
Procedure and Thread Type: This less invasive option involves inserting very fine, short threads into the superficial layers of the skin, acting more to tighten the skin than to lift it drastically.
Material: PDO threads are commonly used, enhancing skin texture by promoting collagen production.
Effectiveness and Duration: Offers a milder lift, perfect for minor sagging and improving skin firmness; effects last about 6 months.
Target Areas: Can be performed across the entire face, suitable for those with mild sagging or as a preventive measure against aging.
Downtime: Minimal, with most patients able to return to daily activities almost immediately, making it an ideal “lunchtime” procedure.
Choosing Between Thread Lift and Shopping Lift:
For significant lifting: Thread lifts are better for more severe sagging, providing substantial, long-lasting results.
For mild lifting and maintenance: Shopping lifts are excellent for subtle improvements and regular anti-aging maintenance, with minimal downtime.
Based on downtime and convenience: Shopping lifts are preferable for those seeking quick recovery, suitable for people with busy lifestyles or those new to cosmetic procedures.
Conclusion: Thread lifts offer a robust solution for significant facial sagging with lasting effects but require more downtime. In contrast, shopping lifts are less invasive, provide a lighter lift, and are ideal for those looking for subtle enhancements with minimal recovery time. Depending on the individual’s needs and the extent of sagging, one can choose the appropriate procedure for optimal results.