ピコレーザースポットで取れなかったシミに対しては、どのような美容施術が有効である可能性があるか?大阪の美容皮膚科医が解説
こんにちは、A&Oクリニック大阪中津、美容皮膚科医の加藤晃司です。
今回は、ピコレーザースポットで取れなかったシミに対しては、どのような美容施術が有効である可能性があるか?について解説します。
ピコレーザースポット治療で取れなかったシミに対しては、他のアプローチでの施術が効果を発揮する可能性があります。シミには肝斑、炎症後色素沈着、深部にある色素などさまざまな種類があり、それぞれに適した施術が存在します。以下に、ピコレーザーで効果が十分に得られなかったシミに対する推奨される美容施術について詳しく説明します。
1. ピコレーザートーニング
ピコレーザートーニングは、シミや肝斑に対して低出力でレーザーを照射する治療で、特に肝斑や色素が深く根付いたシミに有効とされています。ピコレーザートーニングは、皮膚へのダメージが少なく、繰り返しの施術によって少しずつ色素が薄くなっていきます。
適応するシミ:肝斑や深い色素があるシミ。肝斑や表皮と真皮にまたがるシミに適しており、ピコレーザー単発の照射では効果が出にくいシミにも対応します。
メリット:ダウンタイムが少なく、皮膚の負担が軽減されているため、継続的に治療が行いやすい。
施術頻度:週1回または2週に1回程度で、5〜10回ほどの施術を行うことでシミが徐々に薄くなることが期待されます。
2. IPL(光治療)
IPL(Intense Pulsed Light)は、広範囲の波長の光を使い、色素に作用することでシミを薄くする治療です。IPLはメラニン色素のみに作用せず、血管にも作用するため、シミとともにくすみや赤みも改善されます。
適応するシミ:色素が均一でないシミや、赤みがあるシミ、炎症後色素沈着。色調が均一でないシミにはIPLが適しており、顔全体のトーンを整える効果も期待できます。
メリット:色素だけでなく、くすみや赤み、肌全体のトーン改善が期待できます。ダウンタイムが少なく、シミ治療に加えて全体的な肌の質感改善にも有効です。
施術頻度:月に1回程度で、3~5回の施術が推奨されます。
3. レーザートーニング(QスイッチYAGレーザー)
レーザートーニングは、肝斑やシミに対して低出力のレーザーを広範囲に照射することで、色素沈着を少しずつ改善する治療法です。ピコレーザートーニングと同様に、肝斑や色素が真皮にまで及ぶシミに対して穏やかに働きかけます。
適応するシミ:肝斑や薄いシミ、深部にある色素沈着。特に肝斑に効果が高く、炎症後色素沈着にも使用されます。
メリット:広範囲で照射可能なため、顔全体の色ムラ改善やシミの抑制効果が期待できます。また、ダウンタイムが少なく、施術後すぐにメイクが可能です。
施術頻度:週1回から2週に1回で、5~10回の施術を目安にすることで、徐々に効果が見られます。
4. ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、酸を使って肌の表面の古い角質を取り除き、ターンオーバーを促進することでシミやくすみを改善する方法です。特に、色素が皮膚の浅い層にある場合や、肌の再生を促す目的で使われます。
適応するシミ:浅い色素沈着やくすみ、ニキビ跡など。肝斑にはあまり適していませんが、皮膚の表面に残っている色素沈着には効果的です。
メリット:肌の再生が促進され、くすみやニキビ跡の改善にも役立ちます。肌のターンオーバーが促進されるため、明るい肌トーンになります。
施術頻度:月に1回が推奨され、3~5回程度で色素沈着が徐々に薄くなります。
5. メソセラピー(美白注射)
メソセラピーは、皮膚に直接美白成分(ビタミンCやトラネキサム酸など)を注入することで、色素沈着を抑制し、シミを改善する治療です。シミが浅い場合や、肌全体に透明感を持たせたい場合に有効です。
適応するシミ:軽度のシミや色素沈着、全体的なくすみ。ピコレーザーや他の治療で取りきれなかった色素に働きかけることが可能です。
メリット:ダウンタイムがほとんどなく、施術後すぐに通常生活が可能です。成分が肌に直接届くため、早い効果が期待できます。
施術頻度:2~3週間に1回の頻度で数回行うことで、肌のトーンが整い、シミが薄くなります。
6. リバースピール(Reverse Peel)
リバースピールは、トラネキサム酸や乳酸を使用したピーリングで、特に肝斑やシミの改善に有効とされています。メラニンの生成を抑制し、角質を柔らかくすることで、色素沈着を改善します。
適応するシミ:肝斑や頑固なシミ、深部の色素沈着。メラニン生成が過剰なシミに対して効果が高いです。
メリット:肝斑や色素沈着の根本に働きかけ、皮膚のターンオーバーを正常化させるため、色素沈着が薄くなりやすいです。ダウンタイムが比較的少なく、繰り返し施術が可能です。
施術頻度:1〜2ヶ月に1回の頻度で数回行うことで、徐々に色素沈着が薄くなります。
7. 内服薬・外用薬によるサポート
シミ治療には、トラネキサム酸やビタミンC、ハイドロキノンなどの内服薬や外用薬も効果的です。これらをレーザーやピーリング治療と併用することで、内側から色素沈着を抑え、治療の効果が高まります。
トラネキサム酸:メラニン生成を抑え、肝斑の改善に効果が期待されます。
ビタミンC:抗酸化作用により、色素沈着を防ぎ、肌を明るく保ちます。
ハイドロキノン:メラニン抑制に非常に効果的で、色素沈着の改善が期待されますが、皮膚が敏感な方には注意が必要です。
8. 施術後のケア
どの治療を行う場合も、施術後のケアが非常に重要です。
紫外線対策:色素沈着の予防のため、日焼け止めを毎日塗り、帽子や日傘で紫外線対策を徹底します。
保湿:施術後の肌は乾燥しやすいため、保湿をしっかり行い、肌のバリア機能を保つことが大切です。
刺激の少ないスキンケア:施術後は敏感肌用のスキンケアを使用し、刺激を避けることで肌の回復が早まります。
まとめ
ピコレーザースポットで効果が得られなかったシミには、ピコレーザートーニング、IPL、レーザートーニング、リバースピールといった治療法が有効です。また、これらの治療に加え、メソセラピーやケミカルピーリング、内服薬や外用薬の併用もシミ改善に大きな効果が期待できます。
シミの種類や肌状態に合わせた施術が重要ですので、医師と相談しながら最適な治療プランを立てることが望ましいです。
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Effective Treatment Options for Stubborn Dark Spots Not Removed by Pico Laser Spot Treatment: A Guide from an Osaka Dermatologist
Hello, I’m Dr. Koji Kato, dermatologist at A&O Clinic Osaka Nakatsu.
Today, I’ll be discussing effective cosmetic treatments for stubborn dark spots that remain after Pico Laser Spot Treatment.
When Pico Laser Spot Treatment fails to remove certain dark spots, other treatment options may be effective. Dark spots vary widely in type, including melasma, post-inflammatory hyperpigmentation, and deeper pigmentation, each of which benefits from specific approaches. Here, I’ll explain recommended aesthetic treatments for dark spots that may be resistant to Pico Laser Spot Treatment.
1. Pico Laser Toning
Pico Laser Toning uses a low-power laser to target stubborn pigmentation and is particularly effective for melasma and deep-seated pigmentation. The low-energy pulses help gradually lighten pigmentation without damaging the skin.
Ideal for: Melasma, deeper pigmentation, or pigment that spreads across both epidermis and dermis layers.
Benefits: Minimal downtime and gentle on the skin, allowing for repeated treatments.
Frequency: Weekly or bi-weekly sessions over 5–10 treatments.
2. IPL (Intense Pulsed Light) Therapy
IPL uses broad-spectrum light to target melanin in the skin, effectively reducing pigmentation, redness, and improving skin tone overall.
Ideal for: Dark spots with uneven pigmentation, redness, or post-inflammatory hyperpigmentation.
Benefits: Effective for pigmentation, redness, and overall skin tone improvement with minimal downtime.
Frequency: Monthly sessions, recommended over 3–5 treatments.
3. Laser Toning (Q-Switched YAG Laser)
Laser Toning uses a low-power laser to diffuse pigment gradually, ideal for melasma and light pigmentation.
Ideal for: Melasma, light dark spots, and deeper pigmentation.
Benefits: Broad coverage, even skin tone, minimal downtime, and immediate makeup use post-treatment.
Frequency: Weekly or bi-weekly, with a total of 5–10 sessions.
4. Chemical Peels
Chemical peels use acids to exfoliate the skin, promoting cell turnover, which can lighten pigmentation over time.
Ideal for: Surface pigmentation, mild post-inflammatory hyperpigmentation, and brightening.
Benefits: Promotes cell regeneration, improves texture, and brightens skin tone.
Frequency: Monthly sessions, with 3–5 treatments recommended.
5. Mesotherapy (Brightening Injections)
Mesotherapy involves injecting brightening agents like Vitamin C and tranexamic acid directly into the skin to reduce pigmentation and improve overall clarity.
Ideal for: Mild pigmentation, full-face brightening, and stubborn dark spots.
Benefits: Quick, minimal downtime, and effective brightening through direct skin absorption.
Frequency: Every 2–3 weeks for a series of sessions.
6. Reverse Peel
The Reverse Peel uses tranexamic acid and lactic acid for exfoliation and melanin inhibition, making it effective for melasma and resistant pigmentation.
Ideal for: Melasma, persistent dark spots, and deep pigmentation.
Benefits: Targets melanin overproduction and promotes skin renewal with minimal downtime.
Frequency: Every 1–2 months, for several sessions.
7. Oral and Topical Support Therapies
Oral medications and topical agents, such as tranexamic acid, Vitamin C, and hydroquinone, can be combined with aesthetic treatments to support pigmentation reduction from within.
Tranexamic Acid: Reduces melanin production, effective for melasma.
Vitamin C: Antioxidant protection and brightening effects.
Hydroquinone: Potent melanin inhibitor (use cautiously as it can be irritating).
8. Post-Treatment Care
Proper post-treatment care is essential for maintaining treatment benefits and preventing further pigmentation.
Sun Protection: Apply daily SPF, use hats and umbrellas to protect against UV rays.
Hydration: Keep skin moisturized to aid recovery.
Gentle Skin Care: Use sensitive-skin products to avoid irritation.
Summary
For stubborn dark spots unresponsive to Pico Laser Spot Treatment, additional options such as Pico Laser Toning, IPL, Laser Toning, Reverse Peel, Mesotherapy, and chemical peels may provide effective results. Oral and topical therapies, along with diligent post-treatment care, can further enhance outcomes.