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AGA治療は、どのタイプの禿げ方に対して、内服・注射、をそれぞれ選択したらいいか?大阪の美容皮膚科医が解説

AGA治療は、どのタイプの禿げ方に対して、内服・注射、をそれぞれ選択したらいいか?大阪の美容皮膚科医が解説

こんにちは、A&Oクリニック大阪中津、美容皮膚科医の加藤晃司です。

AGA(男性型脱毛症)の治療には、さまざまなアプローチがあり、内服薬や注射などの治療方法があります。どのタイプの禿げ方(脱毛パターン)に対して、内服薬や注射を選択すべきかは、脱毛の進行具合、原因、部位、治療効果の期待度によって異なります。以下に、内服薬と注射治療がどのようなタイプの禿げ方に適しているかを詳しく説明します。

1. AGAの主な禿げ方のタイプ

AGAには、いくつかの典型的な禿げ方(脱毛パターン)があり、治療選択に影響を与えます。以下が主な脱毛のタイプです。

M字型(前頭部・生え際の後退):額の両側の生え際が後退していくパターン。

O字型(頭頂部の薄毛):頭頂部の髪が薄くなるパターン。

混合型(M字型+O字型):M字型とO字型が同時に進行するタイプで、頭頂部全体が薄くなる。

全体型(全体の薄毛):頭部全体がまばらに薄くなるタイプ。

2. 内服薬の治療と適応する脱毛パターン

a. 内服薬の主な種類と作用機序

フィナステリド

DHT(ジヒドロテストステロン)というホルモンが毛包を萎縮させ、脱毛を進行させるのを抑制します。フィナステリドは、このDHTの生成を抑える働きがあり、脱毛の進行を遅らせる効果があります。

デュタステリド

フィナステリドよりも強力にDHTの生成を抑制する薬です。特に進行した脱毛に対して効果的で、フィナステリドで効果が見られない場合や進行した脱毛症に使用されます。

ミノキシジル(内服)

ミノキシジルは血管拡張作用があり、毛根への血流を増加させることで毛包を活性化し、毛髪の再生を促進します。毛髪の成長促進に有効で、外用薬としても使用されますが、内服薬は全身に作用します。

b. 内服薬が適している脱毛パターン

M字型(前頭部の脱毛)

フィナステリドやデュタステリドは、DHTによる脱毛を抑制するため、**M字型脱毛(生え際の後退)**に対して非常に効果的です。特に、フィナステリドは初期の段階で使用すると、生え際の後退を抑制し、進行を遅らせることが期待されます。

ミノキシジルは、血流を増やすため、内服薬として併用することで、新しい毛の発生を促進し、生え際に効果をもたらすことがあります。

O字型(頭頂部の脱毛)

フィナステリドやデュタステリドは、頭頂部の脱毛にも有効です。特に、進行を抑制し、頭頂部の毛髪を維持するために使用されます。頭頂部の薄毛はDHTの影響を受けやすいため、これらの内服薬で進行を抑えやすいです。

ミノキシジルは、頭頂部の毛髪再生にも効果が期待されており、フィナステリドやデュタステリドと併用することで、毛の再生効果を高めることが可能です。

混合型(M字型+O字型)

フィナステリドやデュタステリドが、M字型とO字型の両方に対応します。DHTによる脱毛の進行を抑え、薄毛の進行を防ぎます。

ミノキシジルも併用することで、毛髪再生効果を強化できます。特に広範囲にわたる脱毛を伴う場合、内服薬の全身的な作用が有効です。

全体型(全体的な薄毛)

全体型脱毛の場合、特に初期の段階ではフィナステリドやデュタステリドが進行を遅らせるために有効です。DHTによる脱毛が広範囲に及んでいるため、全体的に髪の維持に効果があります。

ミノキシジルの併用により、薄毛になっている部位の毛髪再生をサポートすることができます。

3. 注射治療の治療と適応する脱毛パターン

a. 注射治療の主な種類と作用機序

PRP(多血小板血漿)療法

患者自身の血液を採取し、血小板が多く含まれる血漿を抽出し、頭皮に注射する治療法です。血小板に含まれる成長因子が、毛根を刺激し、毛髪の再生を促進します。自然な再生力を利用するため、副作用が少ないのが特徴です。

幹細胞治療(ACRSなど)

自己血から抽出された幹細胞やサイトカインリッチ血清を用いた治療法です。幹細胞や成長因子によって、毛包を活性化させ、脱毛の進行を抑えつつ毛髪の再生を促します。

メソセラピー

ビタミン、アミノ酸、ミネラルなどの栄養素を注射する治療法で、頭皮の血行を促進し、毛根に必要な栄養を直接供給します。これにより、毛髪の成長をサポートします。

b. 注射治療が適している脱毛パターン

M字型(前頭部の脱毛)

PRP療法や幹細胞治療が、M字型脱毛に対しても有効です。特に、フィナステリドやデュタステリドで効果が不十分な場合、これらの注射療法を組み合わせることで、成長因子が毛包を刺激し、毛髪の再生を促進します。

M字型の生え際の再生は難しい部分もありますが、PRPや幹細胞治療は局所的な再生を目指して効果を発揮します。

O字型(頭頂部の脱毛)

PRP療法や幹細胞治療は、頭頂部の脱毛にも効果的です。特に、注射療法は局所的に毛包を活性化させるため、頭頂部の毛髪再生をサポートします。成長因子が豊富なPRPは、毛根の再活性化を促し、髪の再生を目指す場合に適しています。

メソセラピーも栄養補給として効果があり、血流を増加させることで頭頂部の脱毛を改善します。

混合型(M字型+O字型)

PRP療法や幹細胞治療が、広範囲にわたる毛髪再生を促進します。混合型の禿げ方はM字とO字の両方の薄毛が進行するため、内服薬と注射療法を併用することが理想的です。

全体型(全体的な薄毛)

PRP療法や幹細胞治療は、全体的に薄毛が進行している場合にも効果が期待されます。全体型の薄毛は、頭皮全体の毛包が弱まっている状態であり、これらの注射治療は、毛根の再生と修復をサポートし、広範囲にわたる毛髪再生を促します。

メソセラピーも、頭皮全体に栄養を与える治療として効果的で、栄養素や成長因子を注入することで、全体的な毛髪の健康を改善します。特に、血行不良が原因となっている場合は、メソセラピーによる血流改善が役立つでしょう。

4. 内服薬と注射治療の併用が効果的なケース

AGA治療では、内服薬と注射治療を併用することが、特定のケースで効果的です。以下の状況では、両方の治療法を組み合わせることで、より効果的な結果が得られることが期待されます。

a. 進行したAGA*進行が進んだAGA(高度なM字型、O字型、全体型の薄毛)では、内服薬だけでは毛髪再生が困難な場合があります。内服薬でDHTの影響を抑えつつ、注射治療で毛包を活性化させることで、進行を止めるだけでなく、薄毛部位の毛髪を再生する可能性が高まります。

特に、フィナステリドやデュタステリドと、PRPや幹細胞治療の併用が、進行した脱毛に対して効果的です。

b. 効果が不十分な場合

内服薬のみでは効果が不十分なケース(特にM字型や難治性のO字型)では、注射治療を追加することで毛髪再生を促進します。内服薬がDHTの抑制で進行を防ぎ、注射治療で局所的に成長因子や栄養を補給することで、より良い結果が期待できます。

c. 早期のAGA

AGAの初期段階であれば、内服薬で進行を抑えるとともに、PRP療法やメソセラピーを使用して早い段階で毛根を活性化し、薄毛が目立たないうちに再生を促すことが可能です。特に初期段階の治療は、進行を食い止める上で効果的です。

d. 予防的な治療

予防的な治療として、内服薬と注射療法を併用することで、脱毛が軽度な段階でも毛包の健康を維持し、将来的な脱毛リスクを軽減することができます。これは、家族歴にAGAがある場合など、リスクが高い人に推奨されるアプローチです。

5. 内服薬と注射治療の比較と選択基準

a. 内服薬の強みと適応

内服薬(フィナステリド、デュタステリド、ミノキシジル)は、特に進行中の脱毛を抑制することに優れています。特に、DHTが原因であるAGAの進行を食い止めるため、広範囲での脱毛が見られる場合には最適です。

M字型やO字型の初期~中等度の脱毛には、まず内服薬の使用が推奨され、進行を食い止め、現存する毛髪の維持を目指します。

b. 注射治療の強みと適応

注射治療(PRP、幹細胞治療、メソセラピー)は、局所的な毛髪再生や、フィナステリドやデュタステリドの効果が限定的な場合に優れています。また、進行を抑える内服薬と組み合わせることで、より効果的に毛髪を再生することが可能です。

特に毛包が弱っている部分や、M字型の生え際の再生を目指す場合には、注射治療が効果的です。

c. 患者の希望や生活スタイル

内服薬は毎日の服用が必要で、長期的な使用が基本ですが、比較的簡単に継続できる治療法です。一方、注射治療は、定期的な通院が必要ですが、集中治療を行うことで、内服薬では得られない局所的な効果が得られる可能性があります。

まとめ

AGA治療は、禿げ方のタイプや進行具合に応じて、内服薬と注射治療の適切な組み合わせが重要です。

M字型やO字型の初期~中等度の脱毛には、内服薬(フィナステリド、デュタステリド)が進行を抑えるため効果的です。

進行が進んだ場合や局所的な毛髪再生を強化したい場合には、PRPや幹細胞治療といった注射治療が推奨されます。

全体型や広範囲の薄毛に対しては、内服薬による全身的な脱毛進行の抑制と、注射治療による毛髪再生を組み合わせることで、より効果的な治療が期待されます。

個々の脱毛タイプや進行状況に応じて、医師と相談しながら最適な治療法を選択することが重要です。

当院では無料でスタッフカウンセリングを行なっております。

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Which hair loss patterns are best treated with oral medication or injections for AGA? Explained by a cosmetic dermatologist in Osaka

Hello, this is Koji Kato, a cosmetic dermatologist at A&O Clinic Osaka Nakatsu.

In this article, I will explain which types of hair loss in AGA (Androgenetic Alopecia) are best treated with oral medications or injections.

1. Main Types of Hair Loss in AGA There are several common hair loss patterns in AGA, and the choice of treatment—oral medication or injections—depends on the pattern, extent, and severity of hair loss:

M-shaped (receding hairline): Hair recedes at the temples.

O-shaped (crown thinning): Hair thins at the crown of the head.

Combination type (M + O): Hair recedes at the temples and thins at the crown.

Diffuse thinning: Overall thinning across the scalp.

2. Oral Medications and Their Ideal Hair Loss Patterns

a. Types of Oral Medications

Finasteride: Reduces DHT (dihydrotestosterone), which shrinks hair follicles. It is effective in slowing hair loss progression.

Dutasteride: A more potent DHT blocker, effective for advanced hair loss.

Minoxidil (Oral): Increases blood flow to hair follicles, stimulating hair regrowth.

b. Oral Medication and Suitable Hair Loss Patterns

M-shaped (Receding Hairline): Finasteride or dutasteride is effective in stopping DHT-related hair loss in the hairline. Minoxidil can further promote new hair growth.

O-shaped (Crown Thinning): Both finasteride and dutasteride are effective in stopping hair loss at the crown. Minoxidil enhances regrowth.

Combination Type (M + O): Oral medications slow progression across the hairline and crown. Minoxidil can boost regrowth across larger areas.

Diffuse Thinning: Oral medications help slow down the overall thinning, while minoxidil encourages regrowth across the scalp.

3. Injection Therapies and Their Ideal Hair Loss Patterns

a. Types of Injection Therapies

PRP (Platelet-Rich Plasma): Growth factors from the patient’s own blood are injected into the scalp to stimulate hair follicle regeneration.

Stem Cell Therapy (ACRS): Stem cells or cytokine-rich serum from the patient’s blood stimulate hair follicle activity.

Mesotherapy: Nutrients like vitamins and amino acids are injected to enhance scalp health and hair growth.

b. Injection Therapy and Suitable Hair Loss Patterns

M-shaped (Receding Hairline): PRP and stem cell therapy are ideal for stimulating hair regrowth where oral medications are less effective.

O-shaped (Crown Thinning): PRP and stem cell therapy are effective in regenerating hair in thinning areas at the crown.

Combination Type (M + O): Injection therapies help stimulate hair regrowth across the affected areas when combined with oral medications.

Diffuse Thinning: PRP and stem cell therapies are effective across the scalp by stimulating hair follicles and improving overall scalp health.

4. Combining Oral and Injection Therapies for Best Results

Advanced AGA: In cases of advanced hair loss, a combination of oral medication to block DHT and injection therapies to stimulate follicle regeneration can be highly effective.

Insufficient Response to Oral Medication: When oral medications alone are not enough, adding PRP or stem cell therapy can significantly enhance hair regrowth.

Early AGA: For early-stage AGA, oral medication can slow progression, and injections can help restore hair growth before hair loss becomes noticeable.

5. Comparison of Oral Medications and Injection Therapies

Oral Medication: Effective for widespread hair loss and prevention, especially in early and moderate stages.

Injection Therapies: Better for targeted regrowth, especially in difficult areas like the hairline or when oral medications alone are insufficient.

Conclusion The treatment of AGA should be tailored to the type and progression of hair loss:

M-shaped or O-shaped early-stage hair loss is best treated with oral medications (finasteride, dutasteride).

Advanced hair loss or areas resistant to oral treatment can benefit from the addition of injection therapies like PRP or stem cell therapy.

Consulting with a physician is essential to determine the most suitable treatment based on your specific pattern of hair loss.


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