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うつ病となった時、細胞のダメージ、炎症は脳細胞だけでなく、体中の細胞に発生している可能性あるか?その根拠は?大阪の美容皮膚科医が解説

うつ病となった時、細胞のダメージ、炎症は脳細胞だけでなく、体中の細胞に発生している可能性あるか?その根拠は?大阪の美容皮膚科医が解説

こんにちは、A&Oクリニック大阪中津、美容皮膚科医の加藤晃司です。

うつ病は、単に脳内の神経伝達物質の不均衡だけでなく、全身の細胞レベルでの炎症やダメージとも関係している可能性があります。これまでの研究によって、うつ病が脳細胞だけでなく、体全体の細胞にも影響を及ぼし、全身の炎症反応や細胞損傷を引き起こしていることが示唆されています。以下に、その根拠について詳しく説明します。

1. 慢性炎症と全身性の影響

a. うつ病と炎症の関係

多くの研究が、うつ病において慢性炎症が関与していることを示しています。うつ病患者では、炎症性サイトカイン(インターロイキン-6、C反応性タンパク質、TNF-αなど)のレベルが上昇していることが報告されています。これらのサイトカインは、体内の免疫系が活性化していることを示し、脳内の神経活動に影響を与えるだけでなく、全身に炎症を引き起こす可能性があります。

全身性炎症:サイトカインや他の炎症性分子は、血流に乗って全身に拡散され、脳だけでなく、心臓、血管、筋肉、その他の臓器や組織にも影響を与えることがあります。

炎症が身体に与える影響:慢性的な炎症は、細胞の酸化ストレスやミトコンドリア機能の低下を引き起こし、全身の細胞が損傷されやすくなります。

b. うつ病と慢性疾患の関連性

うつ病患者は、心血管疾患や糖尿病などの慢性疾患を合併しやすいことが知られています。この関係は、単なる生活習慣の問題ではなく、うつ病に伴う全身的な炎症が血管内皮細胞や代謝機能に悪影響を及ぼすことが関与していると考えられています。

例えば、うつ病の患者は心臓病のリスクが高く、慢性炎症による血管のダメージや動脈硬化の進行が関係している可能性があります。

2. 細胞のダメージと酸化ストレス

a. 酸化ストレスの増加

うつ病では、全身で酸化ストレスが増加することが確認されています。酸化ストレスとは、体内で**活性酸素種(ROS)**が過剰に発生し、細胞が酸化ダメージを受ける現象を指します。酸化ストレスは、DNA、タンパク質、脂質にダメージを与え、細胞の老化や機能不全を引き起こします。

脳細胞だけでなく、体中の細胞が酸化ストレスによってダメージを受けるため、うつ病が進行すると全身の細胞機能が低下する可能性があります。これは疲労感、倦怠感、筋肉痛、慢性疾患のリスク増加につながります。

b. ミトコンドリア機能の低下

うつ病では、細胞内のエネルギー生成を司るミトコンドリアの機能が低下していることが示されています。ミトコンドリア機能の低下は、エネルギー不足や酸化ストレスの増加を引き起こし、全身の細胞の健康に悪影響を与えます。

ミトコンドリアの異常は、筋肉細胞、心筋細胞、肝細胞など全身のあらゆる細胞に影響を及ぼし、全身の倦怠感や筋肉の疲労感などの症状を引き起こすことがあります。

3. 脳-体の相互作用(腸-脳相関)

a. 腸内環境の影響

うつ病患者において、腸内細菌叢(腸内フローラ)の異常が報告されており、腸と脳は腸-脳相関を通じて密接に関連しています。腸内のバランスが崩れると、腸内で炎症が発生し、それが脳に影響を与えるだけでなく、全身の免疫系にも影響を及ぼします。

腸からの炎症伝達:腸内で発生した炎症が血液を通じて全身に広がり、これにより体中の細胞が炎症状態に置かれる可能性があります。腸内環境が悪化すると、腸内バリア機能が低下し、腸内細菌や毒素が体内に漏れ出し、全身性の炎症反応が引き起こされることがあります。

b. 慢性疲労症候群との関連

うつ病の症状は、**慢性疲労症候群(CFS)**と共通する部分が多く、CFS患者も全身に炎症や細胞ダメージを抱えていることが知られています。このことから、うつ病も脳内だけでなく、体全体に影響を与える可能性が考えられます。

4. 神経内分泌系の影響

a. HPA軸の異常

うつ病では、**HPA軸(視床下部-下垂体-副腎系)の機能異常がよく見られます。HPA軸は、ストレス応答に関与しており、うつ病の際にはコルチゾール(ストレスホルモン)**が過剰に分泌されることがあります。コルチゾールが慢性的に高い状態が続くと、全身の臓器や細胞にダメージを与え、免疫抑制や炎症を引き起こす可能性があります。

コルチゾールの影響:高コルチゾール状態は、免疫機能の低下や血糖値の上昇、さらには筋肉や骨の分解促進を引き起こします。これが、全身の細胞に対するダメージや炎症を促進し、うつ病患者が全身の不調を感じる一因となる可能性があります。

5. 全身の健康への影響

a. 代謝異常

うつ病患者は、インスリン抵抗性の増加や、代謝異常に伴う2型糖尿病のリスクが高いことが報告されています。これは、全身の細胞における代謝機能が影響を受け、脂肪細胞や筋肉細胞、肝臓の機能が低下することによるものです。代謝異常は、全身の炎症や細胞損傷をさらに悪化させる要因となります。

b. 心血管系への影響

うつ病は、心血管系疾患のリスクを高めることが示されています。これも全身の慢性炎症や細胞ダメージと関連しています。血管内皮細胞の機能低下や動脈硬化の進行が促され、心血管系疾患の発症リスクが上昇します。

まとめ

うつ病が発症すると、脳細胞だけでなく、体全体の細胞にもダメージや炎症が発生している可能性が高いです。その根拠としては、以下の要点が挙げられます:

慢性炎症:うつ病患者は慢性的な炎症状態にあり、炎症性サイトカインが全身に広がり、脳だけでなく全身の細胞にダメージを与える。

酸化ストレスとミトコンドリア機能の低下:うつ病が発症すると、酸化ストレスが全身で増加し、ミトコンドリア機能の低下により、細胞がダメージを受けやすくなります。これが全身の細胞の損傷や老化を引き起こし、身体的な不調をもたらす可能性があります。

腸-脳相関:腸内環境の悪化が脳に影響を与えるだけでなく、腸から生じる全身性の炎症が血流を通じて全身の細胞に広がり、慢性的な細胞ダメージや炎症を引き起こすことがある。

HPA軸とコルチゾール:うつ病に関連するHPA軸の異常により、**ストレスホルモン(コルチゾール)**が過剰分泌されることで、免疫機能が抑制され、全身の臓器や細胞に対する炎症やダメージが増加します。これにより、免疫力の低下、血糖値の上昇、筋肉や骨の損傷が引き起こされる可能性があります。

全身の代謝機能への影響:うつ病が進行すると、インスリン抵抗性や代謝異常が生じ、糖尿病や心血管疾患のリスクが増加します。これは全身の細胞に影響を及ぼし、代謝機能が低下することで、さらなる炎症や細胞損傷を引き起こす要因となります。

結論

うつ病は、脳だけでなく全身の細胞にもダメージや炎症を引き起こす可能性があり、その根拠としては、慢性炎症、酸化ストレス、ミトコンドリア機能の低下、腸-脳相関、HPA軸の異常、そして代謝異常による全身性の影響が挙げられます。これらのメカニズムにより、うつ病が全身的な健康に悪影響を及ぼし、体全体に不調や細胞損傷が広がることが考えられます。

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Hello, this is Dr. Koji Kato from A&O Clinic Osaka Nakatsu.

Yes, when depression occurs, the damage and inflammation at the cellular level can indeed affect not just brain cells, but potentially cells throughout the entire body. The relationship between depression and systemic inflammation is supported by a growing body of research, showing that depression involves more than just imbalances in brain chemicals like serotonin or dopamine. Below is a detailed explanation of how depression can trigger widespread cellular effects beyond the brain.

1. Chronic Inflammation and Systemic Impact

Depression and Inflammation: Research has consistently shown that depression is associated with elevated levels of inflammatory markers, such as interleukin-6 (IL-6), tumor necrosis factor-alpha (TNF-α), and C-reactive protein (CRP). These cytokines circulate throughout the body, meaning inflammation can spread beyond the brain to impact organs like the heart, muscles, and other tissues. These inflammatory molecules can travel through the bloodstream, leading to whole-body inflammation and cellular damage across different systems.

Chronic Inflammation and Cellular Stress: When chronic inflammation occurs, it produces oxidative stress, which damages cells. This damage is not confined to brain cells, but also impacts other organs, muscles, and blood vessels, leading to conditions such as cardiovascular diseases, diabetes, and chronic fatigue. Depression is known to increase the risk of these conditions, further supporting the notion of whole-body effectsive Stress and Mitochondrial Dysfunction** Oxidative Stress in Depression: Depression has been linked to an increase in oxidative stress, which results in an overproduction of reactive oxygen species (ROS). ROS causes cellular damage, impacting not only neurons but also cells throughout the body, such as those in the heart, muscles, and liver. This systemic oxidative stress is thought to contribute to feelings of fatigue, physical pain, and other somatic symptoms common in depression .

**Mitochondritochondria, the energy-producing organelles of cells, are essential for maintaining cellular health. In depression, studies have found impaired mitochondrial function, leading to reduced energy production and increased susceptibility to cellular damage. This dysfunction can occur in both brain and non-brain cells, including muscle cells, contributing to widespread fatigue, muscle weakness, and other systemic symptoms .

3. Brain-Body Interaction*Gut-Brain Connection:

The gut-brain axis plays a significant role in mental and physical health. Many depression patients show altered gut microbiota, which can contribute to inflammation in both the gut and the brain. In turn, inflammation originating in the gut can spread throughout the body, further exacerbating cellular damage. This phenomenon is referred to as leaky gut syndrome, where bacterial toxins can enter the bloodstream, causing widespread immune activation and systemic inflammation .

4. Endocrine and Immune System Dysfunctionol**:

In depression, dysregulation of the hypothalamic-pituitary-adrenal (HPA) axis is common, leading to chronic overproduction of the stress hormone cortisol. Prolonged high cortisol levels weaken the immune system, increase systemic inflammation, and lead to increased blood sugar and muscle breakdown. These effects contribute to the general physical symptoms that many people with depression experience, such as body aches, fatigue, and increased susceptibility to infections .

5. Impact on Metabolism and Cardiovascular Health

**Metabolic ssion is associated with increased insulin resistance and higher rates of metabolic syndrome. These metabolic changes are thought to result from chronic inflammation and oxidative stress, which damage cells involved in glucose metabolism. This can lead to weight gain, type 2 diabetes, and other metabolic issues that further stress the body’s systems .

Cardiovascular Health: Depression significantly increases the risk of cardiovascular d disease and stroke. This relationship is likely due to the systemic inflammation and endothelial dysfunction (damage to the cells lining blood vessels) caused by depression. This further supports the idea that depression impacts the entire body, not just the brain .

Conclusion

Depression can cause inflammation, oxidative stress, and cellular damage not only in the brain but the entire body. Chronic inflammation, mitochondrial dysfunction, hormonal imbalances, and altered immune responses all contribute to systemic effects. As a result, depression increases the risk of physical health problems like heart disease, diabetes, and chronic fatigue. Therefore, it’s critical to view depression as a condition that affects overall physical health, not just mental well-being.


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