シミ、肝斑治療に対して、トラネキサム酸の内服は効果的か?大阪の美容皮膚科医が解説
こんにちは、A&Oクリニック大阪中津です。
トラネキサム酸の内服は、シミや特に肝斑(かんぱん)の治療に対して非常に効果的とされています。皮膚科の臨床でも長年にわたって使用されており、メラニンの生成を抑える作用によって、色素沈着の予防・改善に役立ちます。
以下に、そのメカニズムや適応、どのような人に効果があるのか、詳しく解説します。
■ トラネキサム酸とは?
もともとは止血剤や抗炎症薬として開発された医薬品で、現在は肝斑や色素沈着の改善、さらにはレーザー後の炎症後色素沈着(PIH)予防など、美容皮膚科でも広く使われている内服薬です。
■ シミ・肝斑に効くメカニズム
肝斑や一部のシミの原因となるのが、紫外線や摩擦などの刺激によって活性化された「プラスミン」という物質です。
このプラスミンは、メラノサイト(色素細胞)を刺激してメラニンを過剰に作らせてしまうのですが、
トラネキサム酸はこのプラスミンの働きをブロックし、メラニン生成を抑制します。
その結果、肝斑やくすみを改善し、シミの新たな発生を予防する効果が期待できます。
■ 特に効果的な症状
肝斑(ほほに左右対称に出るもやっとしたシミ)
炎症後色素沈着(ニキビ跡やレーザー後の色素沈着)
薄いしみや全体的なくすみ
レーザー治療との併用での色素沈着予防
特に肝斑に対しては、第一選択薬とされるほど確立された効果があります。
■ 飲み方と治療期間
通常は1日750〜1000mg(250mg錠を1回1錠、1日3〜4回)を8〜12週間以上内服することが多いです。
効果は3〜4週間目から徐々に現れ始め、2〜3ヶ月で明らかな改善が期待されます。
■ 副作用と注意点
ごくまれに胃の不快感や食欲不振、皮疹などの副作用があります。
血栓症のリスクがある方(脳梗塞・心筋梗塞の既往がある人など)は禁忌とされるため、医師の診察のもとでの使用が必要です。
長期服用の場合は、一定期間ごとに休薬やモニタリングが推奨されます。
■ 他の治療との併用による相乗効果
レーザートーニング(肝斑用レーザー)やピコトーニングと併用することで、より早く安全に色素を薄くできます。
ハイドロキノン外用、トラネキサム酸ローションなどの外用剤との併用も効果的です。
ビタミンC(シナール)やビタミンE(ユベラ)などの美白内服との組み合わせも推奨されます。
■ まとめ
トラネキサム酸の内服は、肝斑・シミ・色素沈着の予防と改善に高い効果を持つ。
特に、肝斑に対しては医学的エビデンスが確立されており、レーザー治療との併用で相乗効果が得られる。
副作用が少なく、長期間使用可能だが、血栓リスクのある人は注意が必要。
ご希望があれば、肝斑・シミの総合治療プラン(トーニング+内服+スキンケア)の例もご提案できます。お気軽にご相談ください。
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